大学院生の声



薬学研究科 薬学専攻
平成22年度修士課程2年
(平成23年3月修了)
金刺良祐

私は今、温度変化を自ら認識し、それに合わせて性質を変化させる機能性高分子を用いた新規分離システムの開発を行っています。本研究によって、有機溶媒を用いずに水系移動相のみで分離できる環境に優しいシステムが期待されます。 大学院での研究は自ら進んで学ぶことが必要ですが、その分、研究に打ち込むことができます。研究を通じて知識や技術を修得するだけではなく、研究者にとって必要な、プレゼンテーションスキルや未知の問題に対する解決力、スケジュール管理能力などといった能力を磨くことができます。また多くの学会に参加し、最新の研究に触れたり、自分の研究の成果を発表する機会があります。今年は長崎、北海道などでの国内の学会、来年はボストンでの国際学会に参加する予定があり、忙しい中にも充実した毎日を過ごしています。


薬学研究科 薬学専攻
平成23年度修士課程2年
(平成24年3月修了)
嶋村美来

私は現在、温度応答性高分子を用いた機能性表面による分離担体を開発し、環境にやさしい分離分析の新手法の開発を行っています。"エコ"が叫ばれている今の時代において、この研究を進めることにとても社会的意義を感じつつ、実用化を目指し日夜研究に励んでいます。卒論期間中ではありますが学会での発表の機会もいただき、とても勉強になりました。また研究は大変なことも多いですが、本講座では誕生日会やクリスマス会、研究室旅行といったイベントもあり、メリハリを大事にしています。(ちなみに写真はクリスマス会の時のものです(笑))そういった周りの環境にもとても感謝しておりますし、社会人になるにあたって学ぶことも多いです。今後も日々研究者になるためのノウハウを学び、将来は私の研究が少しでも社会に貢献できる日を夢見て、努力していきたいと思っています。